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沿革

エコトピア科学研究所は、時限がない大規模研究センターである理工科学総合研究センター(1963年人工結晶研究施設として創設、1995年理工科学総合研究センターに改組、専任教員23名)を核として、高効率エネルギー変換研究センター(1982年省資源エネルギー研究センターとして創設、1992年高温エネルギー変換研究センターを経て、2002年高効率エネルギー変換研究センターへ改組)と、難処理人工物研究センター(1997年創設)および環境量子リサイクル研究センター(2001年創設)の4研究センターを発展的に再編・統合し、全学からの専任教員の追加配置も行って附置研究所として2006年4月に創設された。

理工科学総合研究センターは、人類の生存に重大な関りをもつ、材料、エネルギー、環境システムの3課題を多面的・総合的観点から掘り下げて、新たな発想に基づく科学を創生することを目的に設置された。本センターは学際性、流動性、産学連携という基本理念を掲げ、人間・自然と調和した新しい科学技術の創生を目指して様々な先駆的試みを展開してきた。

難処理人工物研究センターは、21世紀の緊急課題である環境保全に向けて難処理人工物(先端科学技術の発展に伴い創出される多様化かつ特殊化する処理の難しい廃棄物)の無害化・処理技術開発を目的として設立された。

高効率エネルギー変換研究センターは、化石燃料の極限的有効利用技術の研究・開発を目的として、ケミカルガスタービンの実証研究および低位エネルギーの複合変換システムの開発を目指して設立された。

環境量子リサイクル研究センターは、人類の持続的な発展にとって必須で地球環境負荷の少ないエネルギー源として重要な量子エネルギー(原子力エネルギー)に関する研究を行うセンターであり、ウランやトリウムのような核燃料物質で汚染された放射性廃棄物の分析・計測、分離・回収、有効利用という核燃料物質のリサイクルシステムを完成することを目的として設置された。

名古屋大学は、21世紀の環境調和型持続可能社会の構築に向けて独立に研究を進めてきたこれらの4研究センターを、「人間と調和した循環・再生」を切り口にした「エコトピア科学研究(自然科学と人文・社会科学が融合した学際科学研究)」を行う研究拠点という新たな枠組みで統合する。その為、自然科学系と人文・社会科学系の専任教員を新たに所員として追加配置した融合プロジェクト研究部門を設け、さらに所員に加えて、学内の工学、医学、理学、情報科学、生命農学、環境学、経済学、法学、教育発達科学、環境医学研究所、総合保健体育科学センター等の部局からの流動教員を迎えて学際研究を行う名古屋大学で最大の部局横断・開放型研究拠点とした。また、学外の産業界、大学等研究機関と協力・共同して総合学問分野「エコトピア科学」を創成し、21世紀のエコトピアの実現に資するとともに、その為に必要な人材育成に取り組む研究所とした。