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研究組織

  • ナノ磁石の定量測定に世界で初めて成功(武藤俊介 教授、巽一厳 准教授 等)



−ナノメートル分解能での強磁性体磁気モーメント測定への道を拓く−

 名古屋大学エコトピア科学研究所の武藤俊介教授、巽一厳准教授のグループでは、超高圧走査透過型電子顕微鏡を用いて鉄のナノ多結晶体の磁気モーメントの定量的な測定に初めて成功しました。

 磁石というマクロな磁気的性質は、固体中の原子が持つ電子によって生じる磁気モーメントがお互いに平行に揃う「強磁性」という性質に由来しています。武藤教授らのグループはスウェーデン・ウプサラ大学の物性理論グループと共同で走査透過電子顕微鏡と電子のエネルギー損失分光を組み合わせた手法を開発し、この磁気モーメントをナノメートル分解能で定量的に測定することに世界で初めて成功しました。

 本成果は、ドイツ・ユーリッヒ研究所の薄膜作製グループによって提供された表面酸化膜の無い鉄の試料を用いて行われたもので、今後材料磁性の基礎分野の研究のみならず、永久磁石材料や磁気記録材料の開発などの重要な応用分野に寄与するものとして期待できます。

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